0歳におすすめの絵本って?読み聞かせのコツや英語の絵本も紹介!

『子供には本を楽しんで好きになってほしい』デジタルな今の世界を生きるからこそそう願う大人も多いと思います。子供にっての読書人生、ファーストブック。生まれて初めての絵本、どんな絵本にしようか?赤ちゃんへのお祝いにいざ選ぼうとしてもたくさんありすぎて何が良いのか迷ってしまいますよね。世界には素敵な絵本がたくさん。どれもそれぞれにとても魅力的です。0歳の赤ちゃんにぴったりの絵本を今日は見ていきましょう!

赤ちゃんはもちろん自分で読むことはできません。お母さんやお父さんをはじめ大人が声に出して読んだ時にどんな印象かが大切。例えばロングセラーの絵本には読み聞かせている大人自身も子供時代に読んでもらったことがあり、その時のことを思い出したりもします。そんなあたたかい記憶と共に読み聞かせる時間は、赤ちゃんにとっても大人にとってもとても豊かな時間になるでしょう。

0歳と一言で言っても、1日ごとに変化のある、人生で最も成長著しい時期と言えます。目が合い、笑い、三ヶ月すれば首がしっかりとし、また三ヶ月たてばお座りしています。その時期それぞにぴったりの絵本はいったいどんな絵本でしょうか?成長に合わせて、そして同時に成長を促すように絵本を楽しんでいきましょう。バランスの良い5冊をそれぞれの時期に合わせてご紹介します。

 

0歳におすすめの絵本❶新生児から

新生児の赤ちゃんに絵本を選ぶときのポイント3つ

赤ちゃんの五感の発達は胎児の頃から始まっています。7~8週頃には早くも皮膚感覚が生じ、その後嗅覚や味覚が発達します。お母さんのお腹の中にいる時から触覚、臭覚、味覚が発達し、また聴覚の発達も始まります。よくお腹の中にいる時からお母さんやお父さんの声は聞こえているという話を聞きますよね。まさに聴覚も胎内ですでに発達しており、生まれてすぐから母親や父親の声などを認識しています。とは言え、まだ体の機能は未発達であるため、赤ちゃん自身の反応は運動機能が発達する生後3ヶ月頃から見られるようになります。そして次に発達してくるのは視力です。視覚は生まれた直後のぼんやりとした状態から徐々に発達し、生後すぐは白黒の世界をぼんやりと見ており、明るさの区別はつきますが、まだ両目で焦点を合わせることはできません。生後2ヶ月頃から色を認識します。良く見えるのは三原色。メリーなどもはっきりした色を選ぶ方が赤ちゃんには良く見えると言われています。

ポイント

①   読み聞かせるときのリズムが良いもの

②   白黒などコントラストがはっきりしているもの

③  スキンシップを大切に絵が大きく目で見て楽しめるもの

以上のようなポイントを押さえながら、五感で楽しめると良いですね。

新生児の赤ちゃんへの読み聞かせのコツ

ゆったりとした気持ちでリズム良く読み聞かせながらお子さんの様子や反応を1番大切にしましょう。この頃の赤ちゃんは特に反応はないかもしれません。でも音やお父さんやお母さんの気配など様々なことを感じています。見ていないと感じたとしても表情豊かに話しかけながら読み聞かせましょう。音や声、物事の状態、動作などを言葉で表現した、音を楽しめるオノマトペの絵本もおすすめです。

新生時の赤ちゃんへのおすすめ絵本5選

あかちゃんのほん まついのりこ

いないいないばあ

もこもこもこ

はじめてのかたちFIRST LOOK

ぎゅっ

ベストセラーの『いないいないばあ』ですが、実はこの時期の赤ちゃんにはまだ反応は見られません。なぜ“いないいないばあ”をすると赤ちゃんが喜ぶのかを知っていますか?実は赤ちゃんが“いないいないばあ”で反応を示すようになる時期は5ヶ月頃です。そこには赤ちゃんの成長と発達が関わっています。『消えた人がまたそこに現れる』という予測能力が発達するからなのです。あえてこの時期から読むことで『前は反応がなかったのに今は嬉しそうに反応してる!』と、子供の成長を感じたりもできます。絵本はそんなツールでもあるのです。

 

0歳におすすめの絵本❷3ヶ月ごろから

3ヶ月の赤ちゃんに絵本を選ぶときのポイント3つ

運動機能の発達とともに音への反応がはっきりし始め、首が座り音の方に顔を向けるなどの行動も見られるようになります。喃語も出始め『うー』『あー』などの声が出せるようになっていきます。

新生児の頃のぼんやりとした視覚から徐々に発達し色を認識できるようになり、焦点を合わせることができるようになり、お母さんやお父さんの表情なども理解し始めます。

また自分の手を初めて見つけたかのようにじっと見ていることもあるここの時期、物をつかんだりする力がついてきたら触ると音が出るような素材の絵本も楽しめます。顔の上に落としたりして怪我をしてしまうことのないよう布の絵本、ソフトブックをおすすめします。ソフトブックは手で持つことでシャカシャカと音が出るような仕組みになっているものも多く、言語、聴力への刺激とともに触覚、握力などの運動能力を同時に育ててくれます。

ポイント

①   読み聞かせるときのリズムが良いもの

②   3原色などコントラストがはっきりしているもの

③  手触りを大切に 手で触ったり握ったりできる軽いもの

 

3ヶ月の赤ちゃんへの読み聞かせのコツ

3ヶ月の赤ちゃんへのおすすめ絵本5選

いいおかお

おはよう

くっついた

んぐまーま

がたんごとんがたんごとん

はらぺこあおむし ソフトブックやボードブックなど様々な形態があります

0歳におすすめの絵本❸6ヶ月ごろから

6ヶ月の赤ちゃんに絵本を選ぶときのポイント3つ

音の聞き分けができるようになります。

目の焦点が合うようになり、大きさなどもわかるようになります。

ポイント

①   読み聞かせるときのリズムが良いもの

②   白黒などコントラストがはっきりしているもの

③  絵が大きく目で見て楽しめるもの

6ヶ月の赤ちゃんへの読み聞かせのコツ

6ヶ月の赤ちゃんにおすすめの絵本5選

 

お座りができる時期になると力もつき持ったり投げたり、さらには口に入れてしまう時期もありますが、そんな時期にはボードブックをおすすめします。3ヶ月の赤ちゃんの本で紹介した『はらぺこあおむし』の本などは様々な形態のものが存在します。6ヶ月の赤ちゃんには『はらぺこあおむし』のボードブックもおすすめです。

くっついた

くだもの

おててがでたよ

きゅっきゅっきゅっ

0歳におすすめの絵本❹12ヶ月頃から

12ヶ月の赤ちゃんに絵本を選ぶ時のポイント3つ

歩き始めるこの時期、色々な物を見たり触ったり、外に出て色々な経験を始めます。これからの子供の世界を広げて後押ししてくれるような絵本を選んでいきましょう。

自分の名前を呼ばれると振り向くようになります。人の顔も覚えられるようになり人見知りも始まります。8ヶ月頃

ポイント

①   読み聞かせるときのリズムが良いもの

②   色彩豊かで日常の様々な場面と呼応するもの

③  絵が次のページと繋がっていたりなど応答し合いながら読めるもの

12ヶ月の赤ちゃんへの読み聞かせのコツ

12ヶ月の赤ちゃんにおすすめの絵本5選

ぞうくんのさんぽ

くつくつあるけ

きんぎょがにげた

しろくまちゃんのホットケーキ

ねないこだれだ

0歳におすすめの英語の絵本


色を楽しんだりマザーグースなど昔ながらの韻を踏むことで読み聞かせのリズムを楽しめるものを選びましょう。

はらぺこあおむしの英語版

All kinds of kisses

 

まとめ

ここまで0歳の赤ちゃんにおすすめの絵本をそれぞれの月齢ごとに紹介してきました。その時期ごとの発達に合わせて紹介してきましたが、みんなそれぞれに個性があり発達のスピードや好みも違います。我が子が何が好きでどんな性格なのか、日々接しながらお母さん、お父さんが我が子にピッタリと思う絵本を親子で一緒に見つけ、楽しみながら読み聞かせしていきましょう。

忙しい毎日、ゆったりと子供と向き合い、ゆっくりとその時期に合わせた絵本を選んだりするような余裕はあまりないかもしれません。みな振り返れば、その時々に絵本を選びできる限り読み聞かせては来たけれど、あらためて色々な絵本を見返すと、あの時期にこの絵本を読んであげたかった!と思う人も多いのではないでしょうか。子育て中のお父さん、お母さん、そして赤ちゃんにとって、絵本を手に取る時間が豊かな時間になりますように!

 

 

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